【アリストテレス入門】アリストテレス入門

 

アリストテレス入門 (ちくま新書)

アリストテレス入門 (ちくま新書)

 

 

アリストテレスとは

ソクラテスの弟子がプラトンであり、プラトンの弟子がアリストテレスである(有名すぎて今更感がすごい)。

アリストテレスが後世に多大な影響を与えたのは疑いようがない。そんな、アリストテレスの入門書。

大体の内容と知っていたこと知らなかったこと

四原因説や可能態ー現実態については知っていたが、他の哲学者と比べてもかなり観察重視だということや実体論については知らなかった。

本書について

殆どの文章が結論を先に述べずに展開しているため、なにが言いたいかわからないまま読み進めなければいけないので読みにくいと感じた。

加えて、抽象的な言葉が使われいていることが多く理解することが困難な部分もあった(実体、形相、本質など)。

かし、あとがきによると本書はアリストテレスの思想の解説ではなく、その思考法を学べるようにという目的で書いたという。

ういう目的ならば、このような文章の構造になったのも仕様のないことなのかとも思う。

読んでいて思ったことは、アリストテレスは結構プラトンを批判しつつも継承している部分が多くプラトンについて知っているとより理解が深まるかもしれないということ。

 

なぜこの本を手に取ったのか

実はアリストテレスのニコマコス論理学を半年くらい前に買ったのだけど、言っていることがよくわからないことが多く、何かいい入門書はないかなと思ってネットで調べてこの本がよさそうだって思ったから。